神戸・旧居留地の街並みを抜け、元町駅から南へ歩くと見えてくるのが「大丸神戸店」。その8階にある「京甘
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神戸・旧居留地の街並みを抜け、元町駅から南へ歩くと見えてくるのが「大丸神戸店」。その8階にある「京甘味 文の助茶屋」は、京都・東山の本店でも知られる甘味処です。木の温もりを感じる落ち着いた店内で、和の味をゆっくりと楽しむことができます。
この日はとても良い天気で、窓から差し込む柔らかな光が心地よく、買い物の合間にひと息つくお客様で賑わっていました。客層は幅広く、買い物帰りの親子や年配のご夫婦、女子学生など、皆さん穏やかな時間を過ごしている様子でした。
文の助茶屋の魅力は、京都らしい甘味の数々。あんみつ、ぜんざい、わらび餅など、どれも素材の良さが伝わる優しい味わいです。ランチには、宇治抹茶を練り込んだそばや御膳が用意されており、甘味だけでなく食事も楽しめるのがうれしいところです。
今回はランチメニューの「文の助御膳」(税込1,485円)をいただきました。お膳には、高台寺蕎麦、赤飯、香の物、そしてデザートにミニあんみつとわらび餅が添えられています。おそばは温かく、ほのかに抹茶の香りが広がり、やさしい出汁の風味が身体にしみ渡るようでした。赤飯もふっくらと炊き上がっており、香の物との相性も抜群です。
そして、何より楽しみにしていたわらび餅。ぷるんとした弾力と、とろけるような食感が絶妙で、きな粉の香ばしさが口いっぱいに広がります。ミニあんみつも上品な甘さで、最後のひと口まで飽きのこない味わいでした。
文の助茶屋は、京都の風情をそのまま神戸で味わえる貴重なお店です。大学生の方には、友人とゆっくりおしゃべりを楽しむカフェタイムに。親御さん世代には、買い物の合間に一息つける癒しの空間としておすすめできます。
「買い物の途中で少し疲れたな」と思った時、文の助茶屋で甘味をいただきながら、ほっとした時間を過ごすのはいかがでしょうか。温かいお茶と優しい味の甘味が、心も体も穏やかにしてくれます。神戸大丸の中にありながら、まるで京都にいるようなひとときを味わえるお店です。
兵庫県神戸市中央区明石町40番地 8階
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